Seize the Day

学生真っ盛りです。学生の視点で面白いこと研究してます。

電車の席は譲りたくない!執念について

インドからまたはずれます....

 

新学期が始まり、毎朝都心に通う生活がまた幕を開けた。

長期休暇中家で死んだように冬眠していた身としては、外出するだけの精神力やバイタリティがすっかり萎んでいるため 毎日の通学で精一杯だ。

 

いや寧ろ、大学へ着くまでの二時間がとてつもなく長い。

 

なにしろ電車の中で毎朝物理的に押し潰されているのだ。通勤ラッシュにぶち当たった朝は本もスマホも触れないため、他人の肩の上で黙っているしかなく、そんな時はお世辞にも快適とは言えない。更に無言の椅子取りゲームが絶えなったりして、げんなりすることがある。

近日特に残念なことがあった。

 

 

 

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回想~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

朝都心の某電車に乗った時、いつも通り既に満席で大勢の人が立っているまぁまぁの混雑具合。

乗車後3駅目に差し掛かった時、お兄さん(おそらく私より幾つか年上くらい)が入ってきてつかつか優先席に歩み寄ると突然

 

「僕、ペースメーカー持ってるんで譲ってくれますか」と一言。

 

残念、優先席は丁度全て埋まっていた。ほぼサラリーマンかと思われるスーツの人たちが座っており、何人かはイヤホンで音楽を聴いていた。どうするのかと見ていたが、誰も変わろうとしない。

 

 

「僕、ペースメーカー持ってるんで譲ってくれますか」

 

 

その人は更に優先席に近づき、障害者手帳を取り出してもう何回か言っていた。

反応なし。

めげないお兄さん。ここで何人か、何事かと優先席の方にちらほら注目し始める。

 

 

「僕、ペースメーカー持ってるんで誰か譲っていただけますかぁ!!!」

 

 

なんとその人は車内に響き渡る声で同じセリフを繰り返し始めた!

 

突然の大声、一斉に車内の皆の動揺が伝わって場が凍り付いた。優先席で音楽を聴いていた人達もビックリしたようで、急いでイヤホンを外したが誰も動かない。

 

譲ってくれませんか、と大声で障害者手帳を掲げるお兄さんに皆がくぎ付けになったが、誰もがその場に固まっているだけで、何とも言えない異様な空気が漂っていた。

 

 

 

「どうしよう誰が譲るんだ、自分が譲ろうか、でも譲りたくない

 

 

 

車内に座っている人たちの顔にそう書いてあったと確信をもって言えるのは、ほとんどの人が俯きながら各々の鞄に手を伸ばしてお互いの様子を観察していたから。

 

迷いながら誰かが譲らないかと息をひそめている

どこかで見たことあるこの感じ、

 

小学校でよくあるワンシーンと全く同じじゃんか!

先生「誰がここに落書きしたのか名乗り出なさい!今日はわかるまで帰れません。」

生徒「.........................................」

先生「誰がやったんだ!!」

 

というお説教を小4のとき受けたことがあるが、あの時の空気とこれほどそっくりなシチュエーションは他にないだろう。

 

 

俯く大人達。

しかしとうとう、一人のサラリーマンが席を立ちあがった。驚くべきことに、それを合図に一斉に座っていた人々が立ち上がり始めたのである。

結局、心臓のペースメーカーの人は一般席の真ん中へ無言で譲ってもらっていた。

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

以上、実話である。

 

優先席に座っていた人々は確かに目に見えない障がいのある人あるいは体調が悪かったのかもしれないが、それにしても無視、目すら合わせようとしないで音楽を聴き続けるのはいかがなものか

 

しかし言える立場ではない。

ペースメーカーの人側の代わってもらうまで叫び続ける点はさておき、自身含め一人が行動するまで待っている異様な集団意識の強さ、あの空気を今でも思い出す。単に席を必要とする人が頼んでいるだけの話なのに。

私も皆も、その場にいた人は小4から変わっていないのだ。

 

座っていなかったものの、自分も見ているだけで何もしなかったのは事実なわけで

双方に何か一声かけていれば何か違ったのではないかと苦々しい。目立っても黙ってるよりいいではないか。

 

自分から変わりたい!!

 

読んでくれてありがとうございました。