Seize the Day

学生真っ盛りです。学生の視点で面白いこと研究してます。

NEVER LET ME GO わたしを離さないでの感想

 

やほ!

 

最近テストばっかでどちゃくそのHoyuです。普段読まないくせに忙しい時に限って本が読みたくなる、映画が見たくなる(笑)

先週はアイルランドの本屋についても触れましたが、

 

gakkusei0415chang.hatenablog.com

 

いまだ読書ブームは引き続いております。

 

で、最近注目している作品がこれ。

 

www.youtube.com

 

 

カズオイシグロ原作

''NEVER LET ME GO''

 

私を離さないで。 

前から気になったところに、ペーパーバックや映画が大学に置いてあるのを発見!

両方手を出しました(笑)

話題になった時期から結構経ってますが、世間がコレいい!って騒いでいない時の方がかえって自分の主観でその世界に没頭できるんじゃない?

 

※ネタばれ?になるかも、ご了承ください

 

クローンとして臓器提供するために生まれてきた子どもを管理する寄宿学校。
主人公キャシーの視点で、寄宿学校時代の友人であるトミー、ルースの生涯が語られるという話です。

 

読んでみたけど、読んでいる最中ずっと心が痛かったです。だんだん真実が分かってくる度に気味が悪くなってきて、設定がぶっ飛んでるのに超現実にありそうな話で。

 

特に

 

ドナーとして提供を「終え」た二人の友人を見て、

そして自身も1か月後に一回目の臓器提供を宣告された主人公が最後に綴った言葉が痛かったです。

 

What I'm not sure about is if our lives have been so diffirent from the lives of the people we save. Maybe none of us really understand what we've lived through or feel we've had enough time.

 

私達の人生は私たちが救った人々のそれと違うのか。何を生き抜いたか、人生に十分な時間があったか誰も分からないでしょう。

 

ニュアンスは多分このような感じ…だと思う…

 

なんでこの作品が痛かったかというと、

現代の私達に通じているから。

 

ドナー用のクローンていう設定が倫理的に異議を唱えられそうなもので、極端。その世界の中で生まれた主人公たちも感情があって、運命を言い渡された時の悲哀は想像を絶するに決まってます。

彼らは恋に自分を偽ってみたり、癇癪を起こしたり、ずっと葛藤して結局最後は諦める

 

そう、

主人公たちは逃亡したり、(詳しいことは書かれなかったが逃亡できなかった)自殺したりと運命に抗いません。

 

それが、現実を目の前にして人生の節目節目で進路とか、夢とかを諦めて自分に折り合いをつける、妥協するしかない時のあの無力感、脱力感と同じなのかなってふと。 

いや、スケールは違いますけど。

 

 

どうやったらカズオイシグロみたいにこれほどリアルな心理を描写できるんでしょう?他の作品もハマりそうです。是非。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。